残念なことだが 2005 12 16

 本日、午前中、東証一部の銘柄について、
いくつかの銘柄の分足チャート(注)を見てみると、
日経平均株価の分足チャートと「波形」が、そっくりです。
 これでは、こうした銘柄に対する「実需の買い」は、ないのかと思ってしまいます。
おそらく、こうした銘柄に対する買い注文は、
日経平均株価連動型の投資信託ぐらいなものかと思いたくなります。
 あまりにも、日経平均株価に対し、リアルタイムな動きですので、
投資家が、日経平均株価の動きに合わせて、売り買いをしているようには思えません。
 そんなに、投資家は、日経平均株価にリアルタイムに連動させるほど、
「運動神経」がよくないでしょうし、
いくらなんでも、人間ですから、そんな早業はできないでしょう。
 だから、買い注文も売り注文も、
日経平均株価連動型の投資信託によるものだと思いたくなります。
 もし、そうだとするならば、こうした銘柄を、
個別に、株式市場に上場させておく意味はないと思います。
こうした銘柄をまとめて、「日本株」として、上場しておけばいい話です。
 数年前に比べて、日経平均株価連動型の投資信託が、非常に増えたと聞きました。
昔は、ファンドマネジャーが、有望銘柄を選定して、投資信託を作っていましたが、
今は、日経平均株価連動型の投資信託が多いと言われます。
 これは、「赤信号、みんなで渡れば恐くない」、
あるいは、「失敗しても、みんな同じだから、安心」という発想だと思います。
 もう、日本には、サムライは、いなくなってしまったのか。
そうだとすれば、実に残念なことです。
 そして、日本の未来も暗い。
なぜならば、日本の繁栄発展は、失敗を恐れないサムライたちが築いてきたからです。
(分足チャート)
日中の株価の値動きを示すグラフのようなものです。





































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